札幌の隠れ家フォトスタジオ リトルプラス
フォトグラファー 佐々木まさえです。

 

最近、ニューボーンフォトをご予約いただいていたお客様から

「生まれました!」

のご出産報告が相次ぎ、
連日新生児の赤ちゃんを撮影させていただいております。

こちらは生後14日の男の子。

マタニティフォトも撮らせていただいたお客さまだったので、

おなかにいた赤ちゃんに会えた~♡

と私も嬉しくなりました。

本当は赤ちゃんを寝かしつけてから撮影するニューボーンフォトですが、
このSくんは最初はお目目ぱっちり。

でも泣くわけでもなく、
じーっとカメラに目線を送ってくれていました^^

とても穏やかな表情で、
全てを察しているかのような感じさえしました☆

おくるみで巻いて、抱っこしてゆーらゆらしたら
すぐにすやすや眠ってくれました。

やっぱり眠たかったんだね^^


各色ご用意しているおくるみの中から、
パパとママがミントグリーンを選んでくれました。


おくるみの色に合うようにフロカティ(羊毛)も同系色にして

コーディネートさせていただきました。

おくるみの色を変えて、イエローでも。


男の子でイエロー、さわやかでいいですね☆


同じイエローのミモザのドライフラワーで
コーディネートさせていただきました。

 

そうそう、タイトルの 「ニューボーンフォトって危険なの?!」 について
ちょっと書いてみようと思います。

ニューボーンフォトは、通常生後21日以内くらいの赤ちゃんを
寝かしつけてからポーズを作って撮影するお写真です。

寝かしつけて深い睡眠に入ってくれることで
赤ちゃんの体もリラックスして、
胎内にいた時のようなくるんと丸まった小さなポーズを
とることができます。

ちなみに、赤ちゃんは日にちが経つにつれ、
どんどん関節が固まっていき、生後21日を過ぎると
だんだんくるんと丸まったポーズが取りにくくなってきます。

ニューボーンフォトの赤ちゃんのポーズには、
いくつか きまり があります。

それらは、

・赤ちゃんが苦しくないように

・赤ちゃんが心地よくいられるように

・赤ちゃんの小ささ&かわいさがよりわかるように

などのことから、きちんと考えられたものです。

 

「ニューボーンフォト」 と検索してみると、
赤ちゃんが頬杖をついたポーズや、
赤ちゃんがおくるみにぐるぐるに包まれて
自立しているような写真(みのむし)をインスタやネットなどで
見かけることがあるかもしれませんが、

それらは全て 合成写真 です。

例えば頬杖ポーズの場合は、

まず赤ちゃんの手首をしっかりと大人(アシスタントやパパなど)が持って一枚撮り、
そのあと赤ちゃんの頭をしっかり持って、もう一枚撮り、
その2枚を合成して1枚の写真に仕上げています。

 

それを知らずに、見よう見まねで

”新生児でもこんなポーズできるんだ”

と思ってやってしまったら、とてもとても危険です。

新生児の頭の重さは、体重の30%と言われています。
(大人の場合は、体重の約10%)

ただでさえ体の大きさに比べて重たい頭。

さらにまだグラグラの首。

無理なポーズをとらせたら、どうなるでしょうか。。。

頬杖ポーズや、みのむしポーズは
絶対に、絶対に、アシスタントの支えなしでやらないでくださいね!!

 

きちんと学んでニューボーンフォトを撮っているカメラマンさんたちは
十分理解していると思いますが、
ニューボーンフォトについてきちんと学んでいない方は
必ず必ずしっかりと学んでから撮影をしてください。

私はアメリカとオーストラリアのニューボーンフォト専門の
ベテランフォトグラファーから赤ちゃんのこと、ポージングのこと、
撮影技術のこと、編集技術のことetc
きちんと学んでいますし、今も学び続けています。

新生児の体と産後ママの体のことについては、
それに加えて助産院の院長先生よりマンツーマンで直接指導を受けて学んでいます。

赤ちゃんの安全第一、ママの安心第一を心がけて撮影をしています。

 

もし、ママやパパが自分で生まれたての赤ちゃんを撮る場合は、
無理なポーズはさせず、
普通にごろんと寝かせて撮ってくださいね。

普通にごろんと寝かせる・・・

といっても、ここにも注意が必要です。

顎が下がりすぎていないか(下を向きすぎて気道を圧迫していないか)など

赤ちゃんの様子を常に観察しながら
撮影してくださいね。

おくるみを巻く時も、首が苦しくないか

きつく巻きすぎていないか

赤ちゃんの顔色などを見ながら
常に常に確認してくださいね。

 

ニューボーンフォトを撮る

ということは、様々な知識と経験とスキルが必要になってきます。

風景写真も、鉄道写真も、大人のポートレート写真も、料理写真も、家族写真も、
それぞれの分野で必要な知識やスキルがありますが、

中でもこのニューボーンフォトは本当に
多岐にわたるしっかりとした知識とスキルを身に着けてから
撮影しないといけないものだと感じています。

このことについては、次の記事で詳しく書きたいと思います☆

 

 

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